少し前の話ですが、銀行のATM障害で共同システムに参加している4行のATMが利用できない状態だったことが報道されていました。3万5900件の取引ができなかったようです。
銀行の過去のシステム障害では、みずほ銀行が02年4月1日の開業初日に大規模なシステム障害が発生した事件がありました。このトラブルでは顧客の混乱が長期化、1か月以上も続きました。金融庁がみずほに業務改善命令を出す事態にまでなりました。
これだけでなく他のメガバンク、郵便貯金、信用金庫でもシステム障害は起こっており、その都度大きなニュースになっています。
毎日の生活に直結し生活の基盤である金融機関だからこそ、全くトラブルがない状態が望ましいですね。
今回のATMトラブルで、入出金ができず、例えば「支払が遅れてしまった」等のお客様もあると思います。報道されなく表沙汰になっていない問題も発生していることでしょう。
一方で、ATMの時間延長、振込の24時間対応等、金融機関に求められる機能はますます大きくなっています。各金融機関はシステムの共同利用で対応しようとしている状況です。
各行のシステム担当の方は大変ですが頑張ってください。