FX取引の売買高が初の400兆円超に、同時に外貨預金も個人取引が急増との中央紙の記事がありました。
最近の景気予想では、アベノミクス効果で円安、企業業績の回復基調が続いており、株式市場の高騰も続いています。
また、金融先物取引業協会が16日、店頭外国為替証拠金(FX)取引の4月の売買高が前月の1.5倍の443兆3600億円だったと発表しました。2008年11月の統計開始以来、400兆円を超えたのは初めて。1998年にFXが始まって以来の最高規模となったとのことです。
日本のFX投資家は「ミセス・ワタナベ」と通称されます。売買高は、世界の役4割を占め、海外を圧倒する世界一の市場に成長しているとの報道も有ります。中心層はある程度収入が安定したサラリーマンですが、今や、投資家層は性別や年代を超え、学生も参加しているようです。大学にも、FX投資サークルがあると聞きます。
一方、個人マネーの外貨預金への預入れの増加においては、大手金融機関が、昨年末以降の円安から、外貨預金の手数料引き下げや夏の賞与を見据えた金利上乗せを競っています。外貨運用の需要は堅いと判断しているようです。
「貯蓄から投資へ」政府の掛け声も、現実味を帯びてきましたね、