日銀の低金利政策の維持から、金融機関の将来が色々議論されています。
先日、全国銀行協会の会長が
「デジタル化を通じて既存の銀行のビジネスモデルを大幅に効率化していかなければならない。」
と述べていました。
背景として、低金利から、金融機関の利益向上があまり見込めない。一方で、ブロックチェーン等の発達から、競合する金融機関の基幹業務のコストダウンが求められている。
その結果、一般事務職という仕事をIT化(AI化)しようとする流れが出てきています。
三菱UFJフィナンシャルグループは
「今後9,500人分に相当する労働量を減らし、人材をより付加価値の高い業務に振り向けて生産性を向上させる。」
と述べています。
金融機関に限らず、IT化特にディープラーニング等を利用したAIによって単純作業を行う人員は削減される方向です。
給与所得者にとっては、最近の例では、東芝等の例を見ればわかる通り大手企業といえども定年まで安心できる企業はあまりありません。
その為には世の中の動きについていけるよう常に自分のスキルアップを目指していく必要があります。
それと同時に、お金に係る生活設計(マネープラン)も充分検討しておき、何かあっても安心できる家計にしておく
必要があるのではと思います。