以前より、銀行の合併で、メガバンクの誕生、地域銀行同士の合併と、生残りのため合併吸収を繰り返していました。
今回の合併では、指示系統の一本化が図られることになり、昨年より合併に向けて各種手続きの変更が案内されていました。この度、新しいみずほ銀行の頭取が発表されました。併せて、首脳人事も決まったようです。
みずほグループは、旧銀行3行(旧富士銀行を中心とした芙蓉グループ、旧第一勧業銀行を中心とした第一勧銀グループ及び旧日本興業銀行を中心とした興銀グループ)で「たすきがけ人事」(過去には、店舗単位でも旧3行別々の人事運営を行っていた)を行っていました。 ところが2011年3月14日、大規模なシステム障害から、振込みの遅れや店舗でのサービス停止、ATMの取引停止などが発生、収束までに10日間を要しました。 この事から、旧3行出身者が首脳ポストを分け合う3トップ制をやめて意思決定を一元化し、経営の効率化をはかるため、「ワンバンク化」を進めていました。