日本で起業している知り合いの中国人から、「中国甘粛省の両親の里へ帰ってみたら、モバイル決済が大半で、現金は不要になっていた!」という事を聞きました。「割り勘は?どうするの?」と問うと「何でもできる。ピッとしたらすべて決済出来た!」という事です。
新聞報道にも、中国は欧米の大半の先進国より速く、「キャッシュレス社会」に向けた進展を遂げてきた。中国の消費者が露店の食べ物のようなこまごまとした商品を買う際に、携帯電話を使って代金を払うのは日常的なことだ。との報道もありました。
今後の決済システムはどのように進化するのかと思っていましたが、先日TV報道で、日本のファミリーレストランでも「現金の使えない店舗の実験が始まった」という案内がありました。
楽天とロイヤルホールディングスが新店舗である東京の馬喰町の店舗で11月6日から開始している様です。
ニュースリリースではいろいろな決済が出来るということです。
完全キャッシュレス サービス概要
■サービス開始日: 2017年11月6日(月)
■サービス提供店: GATHERING TABLE PANTRY馬喰町店(東京都中央区日本橋)
■導入決済: クレジットカード(Mastercard、JCB、Visa、AMERICAN EXPRESS、Diners Club、DISCOVER)、電子マネー(「楽天Edy」※・「Suica」・「PASMO」・「Kitaca」・「TOICA」・「manaca」・「ICOCA」・「SUGOCA」・「nimoca」・「はやかけん」、「nanaco」、「WAON」(2018年サービス開始予定)、「QUICPay+」、「iD」)
※「楽天Edy」に対応しているため、Googleが提供する「デジタルウォレット」サービス「Android Pay™」による決済も可能
■概要: 会計・決済業務を全てキャッシュレスで行う新しいコンセプトです。キャッシュレス決済の利便性を感じてもらい、利用向上を目指すほか、日々、現金の取扱いや管理が必要な、飲食店などの店舗業務の負担軽減、効率化をサポートします。新規店では、この完全キャッシュレスが実現し、レジ業務の負担軽減や、会計時のミスの削減などをサポートします。クレジットカード決済、電子マネー決済のみ受付け、アプリ決済も今後導入予定です。
また、コンビニの無人レジ等でもキャッシュレスが導入されています。
我が国は、中国・韓国・アメリカに比べても、キャッシュレスの割合が少なく、キャッシュレス後進国のようです。2020年の東京オリンピック開催で、外国人観光客が多く来日します。
レジでの混乱を避けるためにも、キャッシュレス導入は急がれますね。
今回報道の、現金の使えない店舗は、現状の人手不足からとのことですが、世の中の潮流は「金融の利便性」から新しい決済手段が要求されている様です。