個人信用情報機関のCIC、インドネシア進出 合弁設立へ

 以前、「個人向け金融でノンバンク各社が新興国へ」の記事で、既に日本のノンバンクはアジア各国へ進出していることについてお伝えしましたが、この度、個人の信用情報を扱う日本の金融インフラが初めて海外に渡る。との記事(日経)がありました。

 「国内の信用情報機関である最大手のシー・アイ・シー(CIC)が、インドネシアの企業と組み、9月にバイクローンなど販売金融向けの信用情報機関を設立する。同国は経済成長に伴い消費の担い手となる中間層が急増する見通し。日本の金融インフラを根付かせて購入資金を貸しやすくし、日系メーカーのバイク・車販売を後押しする」という内容でした。

 今迄は情報機関が無い地域では専門の調査員を使っていたようですが、今後、審査時間の短縮、与信の審査精度も向上し、信用販売による消費の伸びが期待できることになります。

 既にアジアでは信用情報機関の参入競争が激しくなっており、今後バイクや自動車、家電などの販売金融の市場規模拡大が期待されています。

新興国の経済の活性化になればいいですね。