スコアリング

融資審査を行う場では、与信のスコアリングという言葉があります。

聞きなれない言葉ですが、何かというと、お客様の属性・内容・環境を入力すると、その方への貸出し可能金額が自動的に計算されるというものです。

大手の融資を行う会社、特に消費者金融会社や信販・カード会社では、過去のご利用戴いた多くのお客様のお申込みから利用中の推移、ご融資の完済あるいは事故(ご返済不能)までのデータを蓄積し、統計に基づいてそれぞれを数値化して審査に活用しています。
具体的にはどのような判断で行われるか見てみましょう。

スコアリングの内容

個人の信用をどのように判定するか?ということです。

スコアリングの項目 安心度が高い 安心度が低い
勤務先・及び規模 上場企業、公務員 個人企業
健康保険の種類 共済、組合保険 国民健康保険
勤務年数の永さ 転職が少ない 転職が多い
収入金額 高額 低額
職種に関して 定着率が高い業種 定着率が悪い業種
自宅状況 持家、家族所有 アパート
預貯金 高額 無し
家族構成 既婚子供あり、 独身(特に中年)
情報センターの内容 利用無し 金額・件数も多い
クレジットの利用内容 堅実性(利用商品、返済履歴) 浪費家・返済遅れ・その他

Web申込等の簡易与信(スピードが一番)では
利用金額
生年月日
職種
年収
その他(業者により、項目が違う)
およそ、以上で判定します。

各社とも、本審査では、上記のスコアリングポイントをチェックして判定します。

スコアリングシステムは、統計に基づいた与信。
でも担当者の判断(ジャッジ)がどの程度幅を持つかは会社によって違うようです。