教育ローン

 資金使途が教育関連資金に限定したローンです。
いろいろ意見がありますが、借入のポイントは、いつまでに返済するという事でしょう。
お子さんが、一般社会人になる時が人生のスタートであれば、その後、結婚、出産、住宅購入等かなりの資金が必要になります。ご両親が返済されるケースならOKですが、ご本人も奨学金を利用する場合もあります。次のステップまでに教育関連の資金を返済しておくことが必要ですね。教育ローンや奨学金を上手に使いこなすことで、経済的な負担は確実に減らせられます。通常は、無担保ローンのケースが大半です。

 教育資金はいくら必要か?
 教育関連と言っても、融資対象は入学金、授業料、施設費、寄付金等に限定するケースと、受験時の交通費・宿泊費など受験にかかった費用、さらに、入学すれば、卒業まで、また進学、就職に至るまで費用が掛かります。下宿先アパートの敷金・家賃・通学費用・教科書代・教材費まで幅広く費用を確認する必要があります。

 どこへ申し込むか?
 借入額が決まったら、扱う金融機関はどこにするかです。教育資金については、奨学金、一般の金融機関以外でも、国の機関(日本政策金融公庫)、銀行が学校と提携した提携教育ローンもあります。それぞれ申込から融資までの期間や、融資対象、融資金額、金利、返済開始年月日が違っています。(必要書類として使途証明書が必要です)

 ③審査期間は大丈夫?
 申込から融資までの期間は各金融機関で違っています。通常の金融機関の場合は、審査結果が判るまでに1日~3日程度ですが、特に奨学金、日本政策金融公庫、提携教育ローン等は、一般金融機関と違って時間の係るケースがあります。前もっての申し込みです。支払期限が迫って、あわてて申込むと選択肢は少なくなります。各機関の仕組み研究してください。
 
 次の心配は、審査ですね。申込んでも希望に添えないケースもあります。
 ①情報センターで自己の登録情報を確認しておきましょう。
 ②借入金額は大丈夫か?返済金額は家計で大丈夫かということです。住宅ローン、クレジット、携帯電話の支払い等、総合的に判断しましょう。
  毎月の返済額は、お金計画.comの返済シミュレーションで確認してみてください。
 ③医学部系統などで融資希望額が高額となる場合は、自宅を担保に差し入れる「有担保型教育ローン」を検討する必要もあります。

 そのうえで、どこを利用するのが合理的か前もって計画しておきましょう。