新規参入組個人向け小口融資で稼ぐ

先日、こんな記事が報道されていました。
2000年以降に異業種から参入した銀行が、消費者向けの小口ローンを急拡大させている。という内容でした。 以前より、事業所向けの融資から消費者向けへの転換が必要だと言っていましたが、既存金融機関の盲点を突いたような内容でした。2011年には既に、個人の小口ローンが1年間で約2000億円増加したという報道(以下の新規参入7行の合計)もありました。

 2013年度の決算では、住信SBIネット、大和ネクスト、イオン、楽天、じぶん、ジャパンネット、セブンの7行で小口金融で稼いでいる状況が報道されています。

 自民党の、議員団が消費者金融の規制法改正に動き出している今・・・
以前の残高推移から、ニーズがあるのは解りきっていることでしたが・・・多重債務者問題から、金利、貸付金総額の規制もあり、貸金業者から、一部のユーザーが銀行へ移行したということでしょう。ユーザーのニーズに応えた金融機関が、今後残高を増やしていく事が予想されます。

 消費者向け金融については、まだまだ3メガ銀行や地方銀行の取り組みも遅れており、新規参入行の開拓余地が大きく、ネット上で取引を完結できたり、必要書類が不要だったりと、借りやすい仕組みを取り入れていることも増加の理由だと思われます。

顧客のニーズはフリーローンだけでなく、目的ローンも多いようです。