ATM、静脈で本人確認 通帳、カード不要

 大垣共立銀行(本店・大垣市)が先月26日、キャッシュカードがなくても手のひらをかざせば使える国内初の現金自動出入機(ATM)を羽島市内の支店に設置し、今後、店舗にも設置してサービスを拡大すると発表しました。

 同行は東日本大震災の直後、災害支援用の移動店舗ATM「レスキュー号」の派遣を検討したが、多くの人がカードと通帳を失っていたため利用できないと判断し派遣を断念。その為、この「生体認証ATM」を開発。手のひらの静脈の情報を登録しておけば、災害時などにカードがなくても預金を出し入れできるシステムを導入しました。

 手のひらや指の静脈を読み取って本人確認をする「生体認証」ができるATMは、既に、都市銀行で一部導入されてますが、カード不要の生体認証ATMは国内初、世界でもトルコの銀行に次いで2例目だそうです。

金融は、サービス業である・・・と、さすが顧客サービスを追及している銀行ですね。